*オープンチャーチのお知らせ*

11月26日(日)11:00~ 姪浜キリスト教会で佐々木和之氏による講演があります。
佐々木氏は現在アフリカのルワンダで平和について活動をされています。ルワンダで起こった大虐殺の傷は今も多くの人を心身共に苦しめています。そんな中で佐々木氏は、和解に向けて人々に寄添い関わり続けらています。今回は、姪浜教会で赦しと和解について語ってくださいます。どなたでもお越しください。

“赦しと和解-私たちに託された希望-”

佐々木さんよりメッセージ

私たちが生きるこの世界は対立と敵意に満ちています。それは、遠い所で起きている紛争やテロといったことだけではなく、近隣諸国との間の緊張関係、沖縄の基地問題、在日コリアンに対するヘイトスピーチ、さらには職場、学校、家庭内での深刻ないじめや暴力といった様々な問題の背後にもあるものです。ある時は他者に傷つけられ、あるいは、他者を傷つけながら生きている私たちにとって、一度生まれてしまった対立関係、そして、心の中に沈潜した他者への敵意や憎しみから癒されること、すなわち、他者と「和解」することは、とても困難な、しかし、大切な課題です。

ルワンダでは1994年、過激勢力に牛耳られた政府が国民を動員することにより、わずか3ヶ月間に80万もの人々が大虐殺の犠牲となりました。それは、同じ村や町の住民が、顔見知りの隣人を殺害するという、凄惨を極めるものでした。私はそのルワンダで、これまで12年間、不可能にも見える「和解と共生」への歩みを続ける人々と出会ってきました。ルワンダでの体験を分かち合いながら、深刻な対立と敵意を乗り越える可能性がどのように開かれていくのか、ご一緒に考えたいと思います。

佐々木和之氏プロフィール

鹿児島大学農学部卒業、コーネル大学国際農業・農村開発修士課程修了、ブラッドフォード大学平和学博士課程修了。1980年代から90年代に国際NGOの職員としてエチオピアで農村自立支援に従事。エチオピア在住の2000年にルワンダを訪問し、紛争の深い傷跡に衝撃を受ける。2005年から現地NGOと協力し、ルワンダ大虐殺後の和解プログラムを展開。2011年にプロテスタント人文・社会科学大学の教員となり、ルワンダ初の平和・紛争研究学科の設立と発展に献身している。日本バプテスト連盟国際ミッションボランティア。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Translate »