本日のローズンゲンの御言葉です。
御力を表される主をあがめよ。力ある御業をたたえて、我らは賛美の歌をうたう。詩21:14
人の口は、心からあふれ出ることを語るのである。ルカ6:45
昨日は、ベタニヤ村教会でバザーがあり、出かけてきました。そのバザーに出かける時に、こんなことがありました。いざ車で出かけようとしたところ、一人の女性が教会を訪ねてきたのです。
お話を聞いたところ、その女性は、こんなふうにおっしゃっていました。
「実は、私は、今から30年以上前にこの教会を訪ねたことがあるんです。その時、私は高校生でした。
人生で色々悩むことがあって、それまで教会に行ったこともなかったのですが、悩みを相談するために教会を訪ねたんです。すると、そこに男の方(おそらく当時の牧師先生でしょう)が出てきて、私の話を色々と聞いてくれました。そのことに本当に助けられました。もうずいぶん前のことになりましたが、今、この近くを通った時にそのことを思い出しました。ですので、お礼がてら、訪ねてみました。」
この女性はそういうと、近くで買ったというトーレットペーパーと、献金を入れた封筒を渡してくださいました。「何を持ってくればいいのか、分からなくて。」そんなふうにおっしゃっていました。
私は、その女性にお名前をお聞きしようとしたのですが、その女性は「私はクリスチャンでもありませんし」と言って恐縮し、名前を教えてくれませんでした。下の名前だけ、Eさんだということを教えてくれました。私はせめて、その女性に絵葉書でもお渡ししようと思ったのですが、それも受け取ってもらえず、帰っていかれました。しかし、そんなふうに30年以上前のことであるにも関わらず、覚えていてくださって教会を訪ねてくださったこと、そして、感謝を表してくださったことに嬉しい思いで一杯になりました。
本日の箇所には、次のように記されています。
「御力を表される主をあがめよ。力ある御業をたたえて、我らは賛美の歌をうたう。」
本日の御言葉を読みながら、昨日の女性との出会いを思い出しました。
そして、改めて、神様の御業というのは、私たちが思いを超えたところで起こされているんだなということを思いました。
本日、これから明日の召天者記念礼拝のための準備を行ないます。
私たちの教会は、1956年に伝道が開始され、今年で伝道開始から61年になります。
これまで、私たちの教会には、本当に多くの方々が関わり、教会を建て上げてくださいました。
その中には、先に天に召されていかれた方々もいます。
召天者記念礼拝は、その方々を覚える礼拝です。
共にその方々を記念しつつ、姪浜教会の61年、様々な人たちを通して、御業をなして来てくださった主を覚え、感謝し、賛美する時となればと思います。 (鈴木牧人)