本日のローズンゲンの御言葉です。

神に従う人の名は祝福され/神に逆らう者の名は朽ちる。箴10:7

正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。マタ13:43

ニュースなどで、すでにご存じの方もおられるかも知れません。

現在、オランダのハーグにあるベテル教会が、亡命申請の却下を受けて国外退去を迫られているアルメニア難民の家族のために、昼夜問わず800時間以上にわたって礼拝を続けていることが世界中のニュースとなっています。

オランダの法律では、警察官は宗教儀式を行っている教会の中に立ち入ることができません。

このため、家族を強制送還から守るため、教会関係者やボランティアは礼拝を継続しながら、政府が解決に動くのを待ち続けているのです。

一家は両親と子ども3人で、政治的な理由で父親がアルメニアから逃亡せざるをえなくなり、2010年に

オランダに移り住みました。

一家が複数回にわたり亡命申請を行ったにもかかわらず、政府はそれを認めず国外退去を求めました。

政府の要求は最初裁判で退けられましたが、最終的に政府は、亡命申請を却下する決定を通すことになりました。

とはいえ、教会が礼拝を続け、一家が教会内にとどまっている限り、当局は法律上、国外退去を強制できません。

オランダの右派政権が、国外退去命令を撤回するつもりはないと述べたにもかかわらず、教会側は礼拝をやめる気はないとのことです。

本日の箇所には、次のように記されています。

「正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。」

本日の御言葉を読みながら、このニュースを思い起こしました。

オランダのプロテスタント教会指導者たちは、べテル教会の礼拝を支持すると正式に表明しています。

ノンストップで礼拝を始めた当初は、わずか数人の聖職者しかいなかったそうで、一人で夜を徹して説教しなければならない牧師もいたとのことでした。

しかし、この運動はたちまちオランダ全体へと広まり、国内各地の牧師たちが、交代で礼拝を続けたいとボランティアを名乗り出ているとのことでした。

べテル教会は今では、礼拝への参加を望む牧師たち全員をシフトに組み入れるのに苦労している状態だそうです。

礼拝に参加した牧師のイェッサ・ファン・デル・ファールトはタイムズ紙に対し、「自分たちが説いていることを実践するだけだ」と語っているそうです。

自分たちが説いていることを実践するだけ…。

この言葉が印象深く心に残りました。

私たちがすべきことは、何よりもこのことなんだなと思いました。

私たちが礼拝の中で語ったり、聞いている御言葉を実践する…。

私たちの歩みというのは、そのことの中で定められていくのではないかと思うのです。

礼拝を続けるご一家と教会の上に、主の守りと豊かな取り扱いと導きがありますようにと祈らされます。(鈴木牧人)

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