本日のローズンゲンの御言葉です。
主の律法は完全で、魂を生き返らせ/主の定めは真実で、無知な人に知恵を与える。
詩篇19:8
知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。コロサイ2:3
ある方が、こんなことを言っていました。
「聖書の学びを始めて、色々なことを考えさせられるようになった。
最初は正直、そのことに対する戸惑いもあった。
教会に来て、聖書を読むようになったから、考えなくてもいいようなことまで考えるようになったんだろうかと思うこともあった。
でも、あれこれ考え、悩んだりしながら、やはり自分にとって大切なことを教えられているし、聖書を読むようになったからこその視点が自分には与えられているんだなと気づかされた。
本来は、自分たちがきちんと向き合って考えなければならないこと、いつかは必ず向き合わされることであるにもかかわらず、きちんと考えようとしてこなかったことなんだなと気づかされた。」
その方の話を聞きながら、色々なことを思いました。
確かに聖書のメッセージは、私たちに対して考えもしない問いを投げかけていることがあるかも知れません。
その問いかけに対して、戸惑うこともあるかも知れないと思うのです。
しかし、その中で、色々な思いを通らされながら、「でも、やっぱりこのことは私にとって必要なんだな」ということに気づかされていくとするなら、それは素晴らしいことなのでないでしょうか。
本日の御言葉には、次のように記されています。
「主の律法は完全で、魂を生き返らせ/主の定めは真実で、無知な人に知恵を与える。」
本日の御言葉を読みながら、先ほどの方の言葉を思い出しました。
神様の言葉は「完全」であり、「真実」です。
しかし、このことは時に、私たちにとって戸惑いとなることがあるかも知れません。
御言葉の完全さや真実に、私たちが問われ、考えさせられることもあるんじゃないかと思うのです。
しかし、その完全で真実な御言葉は、私たちを生き返らせ、私たちに本当の知恵を与えてくれるのです。
改めて、そのような御言葉との出会いをしていくことができたらと思いました。 (鈴木牧人)