本日のローズンゲンの御言葉です。
「主は彼らに先立って進み、昼は雲の柱をもって導き、夜は火の柱をもって彼らを照らされたので、彼らは昼も夜も行進することができた。」出エジプト13:21
「だから、わたしたちは聞いたことにいっそう注意を払わねばなりません。そうでないと、押し流されてしまいます。」ヘブライ2:1
先日、東京に出張に出かけた時、ある牧師と話をしました。
その牧師は、以前、ある教会を辞任されたことがありました。 色々と大変なことがあり、だいぶ苦労をされてお辞めになったのですが、その牧師がその時のことを振り返ってこんなことをおっしゃっていました。
「あの時のことを思い出すとね。色々考えさせられるんだけど、何より思うのは、あの時、自分はいつの間にか、イエス様の前を歩こうとしていたんじゃないかなっていうことなんだよね。本当はイエス様が前に進んでくださるべきなのに、そのイエス様を押しのけるようにして、自分がイエス様の前を歩こうとしてしまっている…。 そんなことを思いながら、それがまずかったと思うんだ。」
色々なことを考えさせられる言葉でした。
本日の箇所には、次のように記されています。
「主は彼らに先立って進み、昼は雲の柱をもって導き、夜は火の柱をもって彼らを照らされたので、彼らは昼も夜も行進することができた。」
本日の御言葉を読みながら、「主は彼らに先立って」という言葉が心に留まりました。
そして、ふと先ほどの牧師の言葉を思い出しました。私にも同じようなことがあるかも知れないと思います。本当はイエス様が前に進んでくださるべきなのに、そのイエス様を押しのけるようにして、自分がイエス様の前を歩こうとしてしまっている…。
そのような時がないでしょうか。
一生懸命になれば、なるほど、そんなふうになってしまうことがあるように思います。
結果、一人で必死に奮闘したり、迷ったり、行き詰ってしまったり…。私自身の歩みを振り返って、そんなことがあるなと思うのです。そんなことを思いながら、先日の牧師の言葉や、本日の御言葉について、考えさせられました。
そんな中、何より、今も私たちの歩みに先立ち、御言葉をもって日々導いてくださっている主を見上げていきたいと思いました。 (鈴木牧人)