本日のローズンゲンの御言葉です。

「エリヤはすべての民に向かって、『わたしの近くに来なさい』と言った。すべての民が彼の近くに来ると、彼は壊された主の祭壇を修復した。」列王記上18:30

「だから、平和や互いの向上に役立つことを追い求めようではありませんか。」

ローマ14:19

本日は「即位の礼・正殿の儀」が行われます。本日、西南学院では、この機会に「天皇制を考える」という集会が神学部主催で行われます。今回で二回目となる集会なのですが、メインの講師として辻子実さんに来ていただくことになりました。

辻子さんは恵泉教会の教会員です。これまでずっと靖国神社の問題に取り組んでこられました。その辻子さんからの提案で、今回の集会をディベート形式で行うことになりました。辻子さんがあえて天皇制賛成の側に立ち、意見を述べ、そのことに対して数人の人が反対意見を述べるという形式です。反対意見を述べる者として、神学生の奥村献さんと、福間教会の田宮宏介先生、私が立つことになりました。奥村さんは神学生代表として、田宮先生は福岡地方連合社会委員会として、私は九州バプテスト神学校からの立場です。それぞれが賛成意見、反対意見を申し述べ、それを集会に参加された皆さんに聞いていただき、それぞれこの問題について考えていただきたいという趣旨の集会です。

本日の箇所には、次のように記されています。

「だから、平和や互いの向上に役立つことを追い求めようではありませんか。」

本日の御言葉を読みながら、本日の集会を思いました。今回、このような形で、天皇制について「賛成」「反対」の立場に立って、意見を交わすことになったわけですが、それは何よりお互いの意見に聞き合い、事柄を偏った形で捕らえないようにするためなのだと思います。何より、このような議論を通して、事柄に真摯に向き合い、互いを理解し、本当の意味での平和や互いの向上に繋がるようにと願っています。限られた時間ではありますが、ぜひ闊達な話し合いの時となればと願います 。(鈴木牧人)

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