本日のローズンゲンの御言葉です。

「主よ、あなたの御名のために/罪深いわたしをお赦しください。」詩篇25:11

「わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。」エフェソ1:7

先日、あるところで、こんな言葉を見かけました。

「日本の親は、『人に迷惑かけちゃダメですよ』と教えるが、インドでは、『お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい』と教えるそう。 前者は、息苦しさを、後者には、ホッとするものを感じる。迷惑かけずに生きられるわけない。」

色々なことを考えさせられる言葉でした。相手を思いやり、「周りの人に迷惑をかけないように」と心がけることはよいことだと思います。しかし、その思いが強くなるあまり、人との関わりに臆病になったり、ストレスや息苦しさを覚えたり…。そのようなことがあるかも知れないと思います。そんな中、「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」という言葉や、「迷惑かけずに生きられるわけない」という言葉が心に迫ってきました。

本日の箇所には、次のように記されています。

「わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。」

迷惑かけずに生きられるわけない…。本日の御言葉を読みながら、私たち一人一人がそのような存在であることを、誰よりも神様がご存じなんだなと思いました。しかし、それにも関わらず、神様は、私たちを愛し、赦し、私たちを迎え入れようとしてくださっておられるんだなと思いました。まさにそれが「恵み」なのだと思います。ここに聖書が語りかける一番大切なメッセージがあるのだと思います。何より、このメッセージを心に刻んでいきたいと思います。その時、私たちは心にホッとするものを感じることができるのではないでしょうか。そして、そのホッとした思いの中から、「誰かを許す」という思いも生まれてくるのではないかと思います。(鈴木牧人)

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