本日のローズンゲンの御言葉です。

「主御自身があなたに先立って行き、主御自身があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。恐れてはならない。おののいてはならない。」申命記31:8

「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。」ヨハネ10:27-28

 昨日の祈祷会で、一人の方がこんな証をしてくださいました。その方は、朝の祈祷会に来ようと家を出かけたそうです。ですが、強風の影響で、電車が遅れてしまいました。その方の家から教会までは電車を乗り継いで来なければいけないのですが、いつもはスムーズに乗り継げるはずの電車が遅れのためにダイヤが乱れて、乗り継ぎの駅に着いた時には先に出てしまっていました。乗り継ぎのために、次の電車を待たなければならなくなりました。ですが、その次の電車も予定より遅れてしまっていて中々来ません。強風でしたので、ホームに立っていると、本当に寒かったそうです。そんな中、ホームで待っていると、反対側のホームに電車がやって来ました。この電車に乗れば、家に帰れます。心の中でふと「もうこのまま帰ってしまおうか」と思ったそうです。

ですが、その時に思い浮かべたことがありました。それは日曜日に礼拝で聞いた御言葉でした。その御言葉を思い浮かべながら、「やっぱり教会に行ってみよう」と思ったとのことでした。祈祷会に少し遅れて来られたその方は、そんな証をしてくださった後に、「やっぱり来て良かったと思います」と話してくださいました。お話を聞きながら、「祈祷会に来られるにあたって、色々な思いを通ってこられたんだな。本当に来てくださって良かったな」と思いました。

本日の箇所には次のように記されています。

「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。」 本日の箇所には「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける」と書かれています。この御言葉を読みながら、昨日のその方の証しを思い出しました。寒い中、「もうこのまま帰ってしまおうか」という思いが湧き上がる…。ですが、その一方で御言葉が心に湧き上がって、「やっぱり行こう!」という思いが湧き上がる…。イエス様に従っていこうとする時に、そういう経験をすることがあるのではないかと思います。私たちの心には色々な思いが湧き上がります。ですが、その中で御言葉に心を向け、そこに向かおうとしていくことが「イエス様の声を聞き分けていく」ということなのだと思います。その方の証しを思い起こしながら、私自身、そんなふうに「イエス様の声を聞き分ける」ことができたらと思いました。(鈴木牧人)

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