本日のローズンゲンの御言葉です。

「あなたは主によって喜び躍り/イスラエルの聖なる神によって誇る。」イザヤ41:16

「わたしたちの主イエス・キリストによって、わたしたちは神を誇りとしています。今やこのキリストを通して和解させていただいたからです。」ローマ5:11

 9月13日に一人の姉妹の転入会が行なわれました。S姉という姉妹です。数年前から、姪浜教会に来られるようになり、その時から転入会のことについて話し合っていました。ですが、今回、S姉の病が発覚し、それを機に転入会をされることになりました。現在、一時退院をされ、自宅療養をされているのですが、いつまた入院をされるか分かりません。そんな中、この機会にできるだけ早く転入会の証をしていただこうということになり、急遽、昨日証をしていただくことになりました。本当は転入会の証を、どのような形でしようか、色々検討していたところでした。礼拝に来れない場合には、S姉が書いてくださった証を、私が代読するということも考えていました。また、S姉が証を読み上げておられる様子を動画で撮影し、それを礼拝中に映し出すということもできるんじゃないかと思っていました。もしS姉が礼拝に来られたとしても、講壇に立って証をしていただくのはしんどいかも知れない…。礼拝を献げることに集中してもらうため、やはり証は動画で撮影したものを映し出したほうがいいんじゃないだろうか…。そんなふうに考えていました。S姉ともそのような方向で話し合っていたのですが、先週の水曜日にS姉からお電話があり、「このところ、体調がいいので、今度の日曜日には教会に行けそうです。その時に証をしたいと思いますが、よろしいでしょうか」とのことでした。私は「もちろん、結構です」と答えました。加えて「ところでその際に、皆さんの前でS姉が証を読み上げますか?」と聞きました。すると、S姉は「はい、そうします」とのことでしたので、お願いすることにしました。ただ、水曜日の時点では体調が良いと言っても、日曜日は悪くなってしまうことも考えられます。このため、S姉の体調が守られ、無事証をすることができますよう、祈ってきました。そのような中で、昨日の礼拝を迎えることができたのですが、礼拝の中では、無事S姉に証をしていただくことができました。S姉の証も素敵なものでしたが、何より、あのような形でご自身の口で証をされたこと自体に、神様の取り扱いを感じないでいられませんでした。礼拝後、S姉の息子さんが、こんなことをおっしゃっていました。

「母さん、今日はちゃんと話ができて良かったね、一番このことを気にしていたからね。」

お話を聞きながら、S姉がどれだけこの礼拝のために祈ってこられたんだろうと思いました。本日の箇所には、次のように記されています。

「わたしたちの主イエス・キリストによって、わたしたちは神を誇りとしています。今やこのキリストを通して和解させていただいたからです。」

本日の箇所を読みながら、昨日の礼拝のことを思いました。S姉の証を通して、その信仰者としてのお姿を通して、改めて、イエス・キリストを信じて生きることの恵みだったり、素晴らしさというものをひしひしと感じています。私たちの歩みには今も日々様々なことがあります。しかし、そんな私たちに主は今も力強く、生きて働いてくださっています。そして、イエス・キリストによる神との和解を通して、私たちを主にある平安に生かしてくださっているのです。S姉の姿を見る時、まさにそのような信仰に生かされておられる様子を思いました。そのようなS姉を私たちの教会員として迎えられ、本当に感謝です。これから、S姉と共に、主を見上げながら、誇りとしながら、主にある恵みの中に生かされていきたいと思います。

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