本日のローズンゲンの御言葉です。

「神の御言葉を賛美します。主の御言葉を賛美します。」詩編56:11

「あなたにゆだねられている良いものを、わたしたちの内に住まわれる聖霊によって守りなさい。」2テモテ1:14

昨日、S姉の葬儀前夜式が行なわれました。いつも葬儀では、ご家族の方々と一緒に繰り返し歌う讃美というものを考えています。ご家族の中には、キリスト教に触れることが初めてという方もおられるので、せめて讃美でも覚えていてだけたらという思いがあるからです。今回は「希望のうちに生きる」を選ばせていただきました。この讃美は姪浜教会オリジナルの讃美で、姪浜教会の年間聖句「わたしは、いつも目の前に主を見ていた。主がわたしの右におられるので、/わたしは決して動揺しない。だから、わたしの心は楽しみ、/舌は喜びたたえる。体も希望のうちに生きるであろう。」(使徒2:25-26)に曲をつけたものです。1月にこの讃美ができて、始めて礼拝の中で歌ったところ、インターネット礼拝を守ってくださっていたS姉からLINEで返信をいただきました。そこに「『希望のうちに』の讃美、良いですね」と書かれていました。それから、今後、S姉を訪ねたタイミングでS姉と一緒にこの讃美を歌おうと思っていました。しかし、中々そのタイミングが与えられず、先週の木曜日に、S姉のところを訪問した際にはすでにS姉は話ができない状態になっていました。そんな中、S姉の耳元でこの讃美を歌わせていただいたのです。すると、S姉は私の讃美にあわせて、身体を震わせてくださっていました。その様子を見たS姉の長男夫妻は、「お母さん、讃美を聞いてくださっているね」と話してくださっていました。そういうことがあり、最後にS姉と分かち合った讃美となったので、この讃美を選ばせていただいたのです。

早速、前夜式の前に行なう納棺式で、S姉のお子さんたちとこの讃美を歌いました。その後、絵を描くのが好きだったS姉の絵を見せていただいていたところ、花瓶に生けられた果実に花が描かれていて、そこに「主がわたしの右におられるので、/わたしは決して動揺しない。」との言葉が書かれていたのです。そんなふうに生前、S姉も使徒言行録2:25-26を絵に描いておられたのです。絵を見て、本当に驚かされました。

本日の御言葉には次のように記されています。

「神の御言葉を賛美します。主の御言葉を賛美します。」

 この御言葉を読みながら、改めて、今回の葬儀のことを思いました。まさに「希望のうちに生きる」は、神の御言葉を讃美する讃美です。ぜひ、本日のローズンゲンの御言葉に押し出されながら、讃美を歌えたらと思います。引き続き、S姉の葬儀のためにお祈りください。

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