本日のローズンゲンの御言葉です。
「かつて、この民にこの大きな災いをくだしたが、今や、彼らに約束したとおり、あらゆる恵みを与える。」エレミヤ32:42
「愛する者たち、わたしたちは、今既に神の子ですが、自分がどのようになるかは、まだ示されていません。」1ヨハネ3:2
「私たち、これから一体、どうなっていくんでしょう」
このところ、色々な方と話をしながら、そんな話になることがあります。個人的に置かれている状況を話し合いながら、中々先が見えない現状に思わず、そんなふうに話し合うこともあります。また、国外情勢を思う時、特にアフガニスタンやミャンマーなどの混迷した状況を思います時に、そんな話をすることもあります。何より、先の見えないコロナの状況を思う時、本当に私たちの世界全体が、これから一体、どうなっていくのだろうと思うことがあります。そんなことを思う中、本日の御言葉が心に迫ってきました。
本日の箇所には、次のように記されています。
「愛する者たち、わたしたちは、今既に神の子ですが、自分がどのようになるかは、まだ示されていません。」
ここには、「自分がどのようになるかは、まだ示されていません」と書かれています。まさにこの言葉は、今の私たちに迫って来る言葉なのではないかと思います。先のことが見えず、色々な意味で「これからどうなっていくのだろう」と思ってしまう、そんな私たちの現状を思う時、本日の御言葉は心に迫って来るのだと思います。しかしながら、そのことを思うゆえに、心に留まるのは、「わたしたちは、今既に神の子です」という言葉です。これからどうなってしまうのかということについては分からないし、示されてもいない状況があるのですが、少なくても言えるのは、私たちは、今、すでに、神の子であるということです。どんな状況に置かれていても、神は私たちを「愛する子」として受け止め、私たちを捕らえてくださっているのです。私たちがそのことをまずしっかりと心に留めることが大事なのだと思います。その時、「これからどうなってしまうんだろう」と思うような現実に置かれつつも、それでも「大丈夫」と言える自分を見出し、不安や恐れの拭えない将来に対しても、それでも期待しつつ、今を踏みしめていくことができるのではないかと思うのです。