本日のローズンゲンの御言葉です。

「耳を植えた方に聞こえないとでもいうのか。目を造った方に見えないとでもいうのか。」詩編94:9

「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。」マタイ6:8

昨日の夜、メジャーリーガーの大谷翔平選手のドキュメント番組が放送されていました。大谷選手は今年一年、メジャーリーグで大活躍をしました。前半戦までは、ホームラン数でも一位でホームラン王になるのではないかと言われていましたし、投手としても素晴らしい成績を残しました。結局、ホームラン王にはなれませんでしたが、前人未到の二刀流選手として、満票でのMVPを獲得していました。そんな華々しい姿をテレビで観ていましたが、そのドキュメント番組ではそれとは真逆の印象の大谷選手を映していました。まず今年、大谷選手が並々ならぬ覚悟でシーズンに臨んでいたことが紹介されていました。メジャー挑戦を続け、これまでも二刀流選手としての挑戦をし続けてきましたが、シーズンを通して、打者と投手を両方続けてこられたことはありませんでした。そんな中、今年それができなかったら、もう二刀流選手としての挑戦を認めてもらうことはできないだろう…。そのような状況の中でのシーズンだったそうです。大谷選手はとにかく考えられることを何でも取り入れながら、できることをしたということでした。下半身強化から、バッティングフォーム、投球フォームの改善に徹底して務めてきました。印象的だったのは、投球フォームを身体に徹底的に覚えさせるために、淡々と一人、壁にボールを投げている姿です。大谷選手がこんなことを言っていました。

「これは誰でもできることです。ですが、地道に続けることが大切です。」

その他にも様々な壁に直面する度に、「大谷選手はそれを地道な努力で乗り越えていこうとしていった」というナレーションが印象的でした。番組の最後は、大谷選手のこんな言葉で終わりました。

「今シーズンの姿が、自分にとっての最低ラインになりました。来年度からは、このラインより下回らないようにしていきたいと思っています。」

息子とその言葉を驚きながら聞きました。前人未到の記録を打ち立てて、歴史に残るシーズンとなったのに、それが本人の中では最低ラインとして評価している…。その姿に本当に凄いなと思いつつ、たくさんの大切なことを教えられるように思いました。私たちはつい、大谷選手の華々しい活躍の様子を見て、その活躍に感動したり、憧れたり、凄いなと思ったりします。一方で、私たちが同じような活躍をすることなどできないなと思ったりもするのではないでしょうか。ですが、大谷選手と同じようにできることがあるんじゃないかとも思います。それは、一見、だれでも当たり前のようにできるようなことかも知れませんが、そのことを精一杯ひたむきに続けていくことです。大谷選手のお父さんが、大谷選手にいつも語り聞かせてきた三つのことがあるそうです。それは①一生懸命声を出す、②一生懸命投げる、③一生懸命走ることだそうです。とにかく一つ一つのことを一生懸命することを大切にしなさいと教え続けてきたということでした。そのような意味では、子どもの頃と今と何も変わっていないと思うと話していました。そんなふうに自分ができることを一生懸命地道に取り組んでいくことを今も続けている大谷選手の姿に教えられる思いでした。

本日の箇所には、次のように記されています。

「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。」

この御言葉は、イエス様が弟子たちに『主の祈り』を教えておられる中でお話になった言葉です。当時、イエス様や弟子たちの周りには、人に見てもらおうと皆が見ている会堂や大通りの角で祈ったり、何とか祈りを聞き入れてもらおうと長々と祈る人がたくさんいました。そのような状況の中で、イエス様がまずおっしゃったのは、「神様はちゃんとあなたたちを見ているんだ」ということでした。あなたたちをちゃんと見ているし、あなたたちの思いもちゃんと分かってくださっている…。だから、周りに見てもらおうとしたり、自分の思いばかりを語って長々と祈る必要もないんだということをお話になったのです。神様があなたたちの思いも、あなたたちに何が必要なのかもご存じで、その道を備えてくださる…。そのことにまず信頼しなさい…。その上であなたたちが今なすべきことにきちんと向き合いなさい…。そのような中で教えられた祈りが、『主の祈り』だったのです。ここでイエス様は、まず「神を私たちの真の父として心に迎えながら、その神を神として崇めることができるように祈りなさい」と教えられながら、私たちが何より心に覚えるべき大切なことを一つ一つ教えてくださいました。

 本日の箇所で、イエス様が、私たちに、目の前のことに振り回されないで、何よりまず、この『主の祈り』を大切に覚え、祈り続けていきなさいと言われているメッセージを聞きながら、ふとそれが、大谷選手がひたすら黙々と壁投げをし続ける姿と重なってくるように思いました。私たちはついつい目の前のことに振り回されなり、結果ばかりを求めてしまうことがあります。でも、何より大切なのは、大谷選手が黙々と壁投げをしているように、地道に神様を見上げて、従っていくことなんだなと思います。そんな私たちの歩みの中に主は働き、私たちの思いを越えた業をなしてくださっていくんだな…。本日の御言葉を読みながら、大谷選手の姿を思い返しながら、そんなふうに思わされました。

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