本日のローズンゲンの御言葉です。
主は国々の計らいを砕き/諸国の民の企てを挫かれる。詩33:10
知恵のある人はどこにいる。学者はどこにいる。この世の論客はどこにいる。神は世の知恵を愚かなものにされたではないか。Ⅰコリ1:20
今日は、「子どもクリスマス」です。例年、姪浜教会では近隣の小学校にチラシを配り、子どもクリスマスを呼びかけています。しかし、昨年はコロナのことがあったので、子どもクリスマスは中止せざるを得ませんでした。今年も近隣の小学校に呼びかけての子どもクリスマスはできないねと話し合ったのですが、いつも教会に来ている子どもたちに子どもクリスマスができたらいいねと話し合いました。教会学校幼小科のスタッフの方々を中心に子どもクリスマスを行なうことになりました。中々思うように遊ぶことができない子どもたちにとって、本日の子どもクリスマスが素敵な一日になりますようにと祈ります。
本日の箇所には次のように記されています。
「知恵のある人はどこにいる。学者はどこにいる。この世の論客はどこにいる。神は世の知恵を愚かなものにされたではないか。」
本日の箇所を読みながら、「知恵」という言葉が心に迫ってきました。私たちの周りには様々な「知恵」があります。しかし、時々に本当に大切な「知恵」を子どもたちから学ぶことがあります。
たとえば、小さな赤ちゃんを抱っこさせてもらう時、お母さん以外の人が抱いているからと泣かれることがあります。抱っこしている者にとっては少々ショックなことですが、その様子を見る時に思うのです。「この子は、ちゃんと自分が安心できる場所を知っているんだな。」生まれたての赤ちゃんであるにも関わらず、自分が一番安心できる場所はちゃんと分かっているから、お母さん、お父さん以外の人が抱っこすると不安になって泣くのだと思います。それは赤ちゃんが生まれながら与えられた、かけがえのない知恵なのだと思います。
そして、その知恵は私たちも学ぶべきなのではないでしょうか。私たちにとって、だれに繋がっていることが一番安心できるのか…。そのことをちゃんと知りながら、ちゃんとその方に繋がっていくことは私たちにとって何よりもかけがえのない大切な知恵なのだと思うのです。
インマヌエル(神われらと共にいます)の神がお生まれになったクリスマスの意味を考えるということは何より、その知恵を学ぶことなのだと思います。