本日のローズンゲンの御言葉です。
「バビロンを出よ、カルデアを逃げ去るがよい。喜びの声をもって告げ知らせ/地の果てまで響かせ、届かせよ。主は僕ヤコブを贖われた、と言え。」イザ48:20
「御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。」コロ1:13
現在、姪浜教会の総会の準備をしています。各担当者の皆さんが総会資料を作成してくださっています。お働きに心から感謝します。そのような総会準備の一つに、教会の年間聖句、年間標語を決めるということがあります。このことについては、昨年度から話し合われてきたのですが、今年度、私たちの教会では年間聖句をコロサイ3:15を掲げようとしています。
「また、キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい。この平和にあずからせるために、あなたがたは招かれて一つの体とされたのです。いつも感謝していなさい。」(コロサイ3:15)
この御言葉を受けて、「キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい」という言葉を年間標語にしようとしています。この年間聖句を掲げるようになった経緯について、総会資料には次のように記しています。
「今回、選ばせていただいたのは、コロサイ3:15です。この御言葉を読みながら、『キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい』という言葉が心に留まりました。現在、私たちを取り囲んでいる周りの状況を見渡す時、『支配』という言葉が、私たちを覆おうとしているのではないかと感じることがあります。私たち一人一人の思いを越えた、圧倒的なものが、私たちを覆おうとしているんじゃないかと思うことがあるのです。たとえば、現在、私たちを取り囲んでいるコロナについて考える時にも、そんなことを思います。私たちはコロナ感染症という問題に覆われながら、その下で『コロナとどう向きあえば』ということが否応なく問われ続けてきました。また、そのようなコロナのことが引き金となり、世界が大きく混乱し、変わりつつあります。そのような状況の中で、次第次第に、人が人の上に君臨し、支配しようとするような世界も広がりつつあるのではないかと思うのです。そのようなことを考えてみる時、現在、私たちを取り囲む世界には、『支配』という言葉が様々な形で問われているのではないかと思うのです。そんなことを思いながら、コロサイ3:15の『キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい』という言葉が心に迫ってきます。私たちを取り囲む世界がどのように変化しても、色々な問題が私たちを覆おうとしたとしても、私たちの歩みは全てが主の御手の中にあり、その御手によって生かされているんだということを心に刻んでいきたいと思います。そして、共に励ましあいながら、共にキリストを見上げ、キリストの平和に生かされ、歩んでいきたいと思うのです。」
この文章は今年の1月に作成したものですが、その後、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、ますますその文章が心に迫ってくるように思わされています。今、この時こそ、私たちは「キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい」との御言葉の呼びかけに心向けていきたいと思うのです。本日の箇所には、次のように記されています。
「御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。」
この御言葉を読みながら、改めて今年度の年度聖句、年度標語を思います。ともすると、周りの様々な事柄に心引きずられて、キリストの平和を見失ってしまいそうになることがあります。そんな自分を思いながら、「御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださ」っていることを心に刻みながら、そのキリストの平和に心を向けていきたいと思わされました。