本日のローズンゲンの御言葉です。

「ヨナタンは自分の武器を持つ従卒に言った。『さあ、あの無割礼の者どもの先陣の方へ渡って行こう。主が我々二人のために計らってくださるにちがいない。主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない。』」サムエル上14:6

「だから、自分の確信を捨ててはいけません。この確信には大きな報いがあります。」ヘブライ10:35

現在、牧師室のドアには、新しい表札がつけられています。先日、東風平バプテスト教会でA牧師の就任式が行われました。その就任式のお祝いに手作りの表札が送られてきたので、それを牧師室ドアにつけたのです。表札の「牧師室」の文字は、近くの100円ショップで生地を買い、切り抜いて作りました。しかし、周りの表札は、東風平教会の人たちが作ってくださったものです。ぜひ牧師室を通りかかる際には見ていただけたらと思います。表札につけられていた取り扱い説明書には、こんなことが書かれていました。

「本品は、東風平バプテスト教会の老若男女全員で2020年より各パーツを分担してつくり、今夏のデイキャンプにて仕上げたものです。」

この説明文を見て、深い感動を覚えました。東風平教会の人たちがみんなで作ったということも感動ですが、それ以上に感動したのは2020年から作り始めたということでした。その時からこの就任式のために準備をしていたということです。A牧師は、もともと東風平教会の出身です。西南学院大学の神学部を卒業した後、東風平教会の牧師になるということを約束し、東風平教会から送り出されてきたのです。いよいよ今年度から東風平教会の牧師として働きを始めたわけですが、東風平教会ではこの就任式の記念品のために2年前から準備を始めてきたのです。そんなふうに、就任式の記念品一つとっても、教会員みんなで祈り、備えていったんだなと思いながら、本当に凄いことだなと思いました。同時に、そのように2年間準備して送ってくださった記念品を大事に使っていきたいと思いました。

本日の箇所には、次のように記されています。

「ヨナタンは自分の武器を持つ従卒に言った。『さあ、あの無割礼の者どもの先陣の方へ渡って行こう。主が我々二人のために計らってくださるにちがいない。主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない。』」

本日の箇所を読みながら、「主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない」という言葉が心に迫ってきました。そして、今回の東風平教会の記念品のことを思いました。私たち教会が大切にしたい歩みは、こういうところにあるのではないかと思います。私たち教会のすることは、一見、他に比べて、何か目立つこと、立派なこと、大きなことができるわけではないかも知れません。しかし、一人一人がイエス様に思いを向けながら、互いに心を一つにしつつ、精一杯思いを込めて、一つ一つのなすべきことをしていくことの中に、他とは違う「何か」が起されていくということこそ、教会が大切にしたい歩みだと思いますし、そこに主は「勝利の業」をなしてくださるのだと思います。今回の成長感謝礼拝のために、幼小科クラスの先生がたが、手作りのメダルを作ってくださいました。その思いや祈りが、子どもたちを豊かに育んでいく教会でありたいと思いました。

鈴木牧人

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