本日のローズンゲンの御言葉です。
「死を永久に滅ぼしてくださる。主なる神は、すべての顔から涙をぬぐい/御自分の民の恥を/地上からぬぐい去ってくださる。これは主が語られたことである。」イザヤ25:8
「はっきり言っておく。あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。」ヨハネ16:20
7/16の礼拝では、伊藤光雄牧師がメッセージをしてくださいました。礼拝後、臨時総会を開催し、伊藤光雄牧師の協力牧師就任の件について協議しました。伊藤牧師には、私が福島にいた頃、大変お世話になりました。私が震災対応でバタバタと慌ただしくしていた頃に、郡山の教会に立ち寄ってくださったことがきっかけでした。当時、震災から一年近く経っていましたが、未だ、地震による建物修繕もできていない状態で、屋根にはブルーシートがかけられているような状況でした。どこもかしこも復旧工事をしていたので、業者の方からは瓦が手に入らないから屋根の修繕はできないと言われていました。ですが、いつまでのブルーシートをかけたままにしておくわけにはいきません。そんな困っている状況を伊藤牧師にお話したところ、伊藤牧師は「関東のほうだったら、業者が見つかるかも知れない」と言って、業者探しを始めてくださいました。色々と手を尽くし、結局、愛知の業者を見つめてくださり、新しい瓦を手配してくださるように準備してくださったのです。私たちとしては、大変困っていましたので、本当に助けられました。今回、伊藤牧師は無牧師教会や様々な課題の中で困難を覚えている教会を支えるための働きをしたいとのミッションをもっておられます。伊藤牧師のミッションを思う時、私は自分が福島にいた時のことを思い出します。当時の私のように、無牧師の教会の皆さんは、本当に目の前の課題に向き合うことに精一杯という状況があるのではないでしょうか。そんな中、サポートしてくださることが、どれだけ助けられ、励まされることだろうかと思うのです。本日の箇所には、次のように記されています。
「はっきり言っておく。あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。」
この御言葉を読みながら、「あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる」との言葉が心に留まりました。そして、改めて、私たちの思いをはるかに越えた神の取り扱いを思いました。
ある方が、「クリスチャンの悲しみはトンネルの悲しみだ」と言いました。「どんな悲しいこと、しんどいことを通らされたとしても、その先には光り輝く喜びに溢れた出口がある。それが、私たちクリスチャンの歩みなんだ」と言うのです。そのことに信頼しながら、支えあい、励ましあいながら、歩んでいくのが、私たちの歩みなのだと思います。
ぜひ、伊藤牧師の働きも、そのような働きとなりますよう、私たちも、伊藤牧師のこれからの働きのため、祈っていけたらと思います。
鈴木牧人