本日のローズンゲンの御言葉です。
「新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。」詩編96:1
「主の名によって来られる方、王に、/祝福があるように。天には平和、/いと高きところには栄光。」ルカ19:38
Facebookでは時々、以前投稿した写真がアップされたりすることがあります。今朝、Facebookを開いてみたところ、「12年前」と題され、一枚の写真がアップされていました。そこに写っていたのは、義父がバプテスマを受けた時の写真でした。義父は2020年に天に召されましたが、その8年前、2012年の今日、バプテスマを受けました。当時、私たちは福島にいました。福島で8年を過ごしていましたが、その間、色々と忙しい日々が続き、沖縄の実家には一度も帰ることができていないでいました。そんな中、教会組織が終わり、教会が少し落ち着いたということで、2011年3月にようやく長期の休暇をいただくことができました。久しぶりに沖縄に帰省することができると楽しみにしていたのですが、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、急遽、キャンセルになってしまいました。私たちも本当に残念でしたが、沖縄の父母には本当に申し訳ない思いでした。その後、震災対応に追われる日々を過ごしながら、ようやく一年後、宮古に帰ることができるようになりました。その時聞かされたのが、「義父がバプテスマを受けることを決心した」との知らせでした。本当に驚きました。後でお話を聞いたところ、この間、義父にも色々なことがあり、その中で信仰のことを考えるようになり、バプテスマを受けようと思い至ったとのことでした。私たちの思いを越えたところで起こされている神様の御業を目の当たりにさせられた経験でした。本日の箇所には、次のように記されています。
「新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。」
主は今も生きて働き、日々新たな御業を成し続けてくださっています。そんな中、私たちには主への「新しい歌」、「新しい讃美」が絶えることがないのです。本日の箇所を読みながら、12年前の義父のバプテスマのことを思い受けました。私たちも日々、様々な思いを通らされ、悩んだり、落ち込んだりすることもありますが、そんな私たちにいつも伴い、日々様々な御業をもって私たちを導いてくださる主を見上げていきたいと思います。そして、その主に向かって、新しい歌を歌うことができたらと思います。
鈴木牧人