本日のローズンゲンの御言葉です。
「むなしいものを見ようとすることから/わたしのまなざしを移してください。あなたの道に従って/命を得ることができますように。」詩編119:37
「あなたの体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、体も暗い。」ルカ11:34
昨日は、マウンマウンイン牧師がメッセージをしてくださいました。マウン牧師は詩編30編1節〜6節から「新年を大いに期待して喜ぼう」と題してメッセージを語ってくださいました。詩編30:2にある「主よ、あなたをあがめます」の「あがめる」とはヘブライ語の原文で「意図的に持ち上げる」「称賛する」を意味する言葉であり、それは「集中して行う」行動、そして「意図的な」行動を表しています。つまり、「主よ、あなたをあがめます」とは、言い方を変えるなら、「私はあなたを自分の意志であがめます」「あがめることを選びとります」ということになります。それに続き、詩編30:5では「主の慈しみに生きる人々よ/主に賛美の歌をうたい/聖なる御名を唱え、感謝をささげよ」と書かれています。このことは「してもしなくてもいいこと」ではなく、「賛美せよ」「感謝せよ」という命令です。お願いや指示ではなく、命令なのです。「感謝をささげよ」とは神が私たちのためにしてくださったことに対する感謝です。また、「賛美の歌をうたい」ということも、すべての人に対して、「うたえ」と呼びかけているわけではありません。「主の慈しみに生きる人々」に対して、「主に賛美の歌をうたえ」と語っているのです。マウン牧師は、詩編30:1-6から、そのように聖書の御言葉一つ一つを説明しながら、「今日、私たちがこのような形で教会に集い、礼拝をささげているなら、私たちがしなければならないことは今ここにきて、2つの命令に従うことです。それは、主を賛美し、感謝することです」と話していました。マウン牧師の力強いメッセージに多くの人が「励まされました」とおっしゃっていました。マウン牧師は、今週、東京に行き、そのまま3月までアメリカで大学の講義を行われます。マウン牧師の働きのためにお祈りください。本日の箇所には、次のように記されています。
「むなしいものを見ようとすることから/わたしのまなざしを移してください。あなたの道に従って/命を得ることができますように。」
本日の御言葉を読みながら、改めて、昨日のマウン牧師のメッセージを思い起こしました。マウン牧師は、「私たちが何よりしなければならないことは、これまでの神様の守り、支えを振り返りながら、神様に感謝することだ、そして、賛美することだ」と言われました。そして、これからのことについて、「その感謝と賛美に基づいて、神様に信頼することだ」と言われました。「本当にそうだな」と思います。しかしながら、日々の歩みにおいて、私たちはしばしば、そのことを忘れてしまい、本日の御言葉にあるように、「むなしいものを見よう」とし、そのことにすっかり心が奪われてしまっていたりするのではないでしょうか。自分自身のこととして、そんなことを思いながら、わたしのまなざしを移され、主の招きに応え、その道に従うことができるように、そして、そのことを通して、命を得ることができますようにと祈らされました。そんな中、何より大切なことは、まず、神様に感謝すること、賛美すること、そして、これからのことを神様に信頼することなんだなと思わされました。
鈴木牧人