本日のローズンゲンの御言葉です。
「わが民の君主ヒゼキヤのもとに戻って言いなさい。『あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやし、三日目にあなたは主の神殿に上れるだろう。』」列王記下20:5
「役人は、「主よ、子供が死なないうちに、おいでください」と言った。イエスは言われた。「帰りなさい。あなたの息子は生きる。」その人は、イエスの言われた言葉を信じて帰って行った。ところが、下って行く途中、僕たちが迎えに来て、その子が生きていることを告げた。」ヨハネ4:49-51
本日、Uさんという方が教会に来られることになりました。Uさんは、加織の従妹の息子さんです。Uさんの曽祖父、曾祖母は、姪浜教会の墓地に納骨されています。宮古にあった墓を墓じまいするということを機に改葬することになり、姪浜教会の墓地に納骨されることになりました。また、その際、お二人の長女のKさんの名前も合わせて墓地に刻むことになりました。この長女がUさんの祖母にあたる方です。Uさんは以前から福岡に訪れた際は、ぜひ、姪浜教会の墓地を尋ねたいとおっしゃっていました。Kさんは戦時中、学徒として、沖縄の戦火を経験しました。戦後、結婚をされましたが、嫁ぎ先でも本当に苦労をしてこられました。そんな中、加織の祖父、祖母を改葬するにあたって、Kさんのお骨がどこに行ったのか分からない状態になっているとのことでした。そのことにご家族の方々が本当に心を痛めているんだということを聞き、私から「今回、お祖父さんとお祖母さんの名前を墓地に刻むことになったわけですから、そこに伯母さんの名前も刻んではどうですか」と話しました。すると、親族の皆さんから「ぜひに」と言われ、急遽、お墓に名前を刻むことになりました。本日の箇所には、次のように記されています。
「わが民の君主ヒゼキヤのもとに戻って言いなさい。『あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやし、三日目にあなたは主の神殿に上れるだろう。』」
この御言葉を読みながら、「わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た」との言葉が心に留まりました。そして、ふとKさんのことを思いました。私は生前のKさんにお会いしたことがありません。しかし、Kさんのことは以前からよく聞いていました。お話を聞くだけでも、伯母はその生涯で、どれほどたくさんの苦労や辛い思いをされてきたのかと思ってきました。そのことを思う時、Kさんが教会墓地に入られたということに特別な思いがあるのです。主はKさんの思い、ご家族の思いを受け止め、取り扱ってくださったのだと思わずにいられないのです。Kさんは、女学校時代、教会にも通い、聖書によく親しんでいたそうです。しかし、家族の反対で教会に行けなくなってしまいました。そんなKさんの名前が巡り巡って、姪浜教会の墓碑に刻まれることになったのでした。私は後から、そのような背景も知ったのですが、そのことを聞いた時、本当に不思議な神様の取り計らい、導きを思わずにいられませんでした。主はそのように、私たち一人一人に目を留め、私たちの祈りを、涙を受け止め、私たちを取り扱ってくださるのです。
鈴木牧人
