本日のローズンゲンの御言葉です。
「『お前たちはヨセフにこう言いなさい。確かに、兄たちはお前に悪いことをしたが、どうか兄たちの咎と罪を赦してやってほしい。』お願いです。どうか、あなたの父の神に仕える僕たちの咎を赦してください。」これを聞いて、ヨセフは涙を流した。」創世記50:17
「互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい。」エフェソ4:32
先日、テレビを見ていましたところ、コラムニストのジェーン・スーさんが出演されていました。その番組では介護について話がなされていました。現在、実際に介護の経験をしている人たちが、御自身の介護についての悩みを打ち明けていたのですが、その中で、ご自身もお母さんの介護をしているというジェーン・スーさんがこんなことをおっしゃっていました。
「介護をされている人が、100人いれば、120人イライラしています。あなただけじゃない。だから大丈夫です。」
100人介護しているのに、イライラしているのは120人というのは数がおかしいです。ですが、その人は、それだけ、介護に携わっている人はみんな苦労し、イライラしているんだということを言っているのだと思います。「イライラすることがあっても自分を責めないでください」という意味で「大丈夫」と言っていました。加えて、ジェーン・スーさんは「介護している人もイライラするかも知れないけれど、介護されている側もイライラしているんですよ」ということもおっしゃっていました。
「その人は、それまで何でも自分でやってきた人たちです。そんな人たちが介護を受けなければならなくなって、誰より自分でイライラしているのだろうというのです。」
この言葉を聞いて、ホッとされ、救われた気持ちになられた方はたくさんいるんじゃないかと思いました。こういうことは、介護だけじゃないんだと思います。子育てのことだってそうだと思います。その他の色々な人間関係もそうなのではないでしょうか。お互いに色々な思いを通らされながら、上手くいかないこと、思うようにいかないことを通らされながら、イライラすることがあります。そのイライラを相手にぶつけたり、自分の中で抱え込んだりしてしまっている私たちがいるんじゃないかと思うのです。そんな中、心に留まる言葉でした。本日の箇所には、次のように記されています。
「互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい。」
本日の御言葉を読みながら、「神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい」という言葉が心に留まりました。そして、ふとジェーン・スーさんの言葉を思い起こしました。日々の歩みの中で、ちょっとしたことでイライラしたり、心に余裕がもてなくなったり、そんな自分に自己嫌悪に陥ったりしてしまうことがあります。そんな私たちをそれでも愛し、赦してくださっているイエス様がおられることを覚えていきたいと思います。そのイエス様の赦しに生かされながら、励まされながら、私たちも赦し合う交わりに生かされていきたいと思います。
鈴木牧人
