本日のローズンゲンの御言葉です。
「あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録に/それが載っているではありませんか。」詩篇56:9
「わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」2コリント1:3-4
昨日、礼拝後に、大濠公園駅近くにあるふくふくプラザに出かけてきました。親愛ホームというところの九州ブロック同窓会に出席するためです。信愛ホームとは、視覚障がい者の方々が鍼灸などを学ぶ施設です。そのホームを卒業された方々が年に一度集まる同窓会で礼拝メッセージをお願いされ、出かけてきました。姪浜教会員のNさん夫妻が親愛ホーム出身で、お願いされたのですが、私は親愛ホームを出身された方を幾人か知っています。連盟の障がい者と教会委員会に関わっていた頃、久留米荒木教会のKさんという方と知りあいになりました。今回、同窓会に来られていたので、嬉しい再会に「お久しぶりです。お元気ですか」とお聞きしました。すると、「実は今、癌の抗がん剤治療中なんです」とのことでした。本当は現在も入院中なのだそうですが、今回、「同窓会に出席したい」とお医者さんに申し出たところ、病院から外出許可が出たとのことで、久留米から来たとのことでした。「鈴木さんに会えると思ったしね。」
そう言っておられました。お話を聞き、驚きましたが、Kさんが本当に同窓会に出席できたことや、私と会ったことなどを嬉しそうに話しておられる姿に、私のほうが励まされる思いでした。
礼拝後、柳川の障がい者施設の所長のI先生からお話を聞き、その後、親愛ホームの皆さんの幾人かが証をしてくださいました。その中に、Nさんも証をしてくださいました。証の中でNさんは親愛ホームで出会ったお友だちのことを話してくれました。その友だちは、昨年、召されたのですが、Nさんにとって、本当に大切な友だちで、Nさんのことを励ましてくれた方だったそうです。何か辛いことがあると、「神様はね。愛する者ほど訓練されるんだよ。辛いことがあっても、きっといい方向に向かわせてくださる。」と言って励ましてくれたということでした。一日の交わりでしたが、Kさんとの再会、Nさんの証を含め、多くのことを教えられた時でした。
本日の御言葉には、次のように記されています。
「わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」
本日の御言葉を読みながら、昨日の親愛ホームの同窓会を思い出しました。Kさん、Nさんがそうであるように、私たちもそれぞれ、様々な課題や苦難を抱えているということがあるかも知れません。しかし、そのような私たち全ての者にとって、主は「慰めの主」なんだなと思います。まさに「神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださる」とあるように、私たち一人一人を慰めてくださるのです。昨日の交わりを通して、改めて、そのようなことを教えられる思いでした。 (鈴木牧人)