本日のローズンゲンの御言葉です。

「どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。イスラエルの神、主がその御翼のもとに逃れて来たあなたに十分に報いてくださるように。」ルツ2:12

「キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。」エフェソ2:17

昨日は、O牧師をお迎えしての祈祷会を行ないました。7時半からの集会に20名以上の方が参加してくださいました。O牧師は「釧路レポート」と称して、ご自身が釧路に行くことになった経緯から、釧路で与えられた様々な出会いや、その出会いを通して、起こされてきた働きを報告してくださいました。そんな中、驚いたのは、O牧師がお話の冒頭取り上げてくださった聖書の御言葉でした。O牧師はお話の中でイザヤ54:2の御言葉を取り上げてくださいました。

「あなたの天幕に場所を広く取り/あなたの住まいの幕を広げ/惜しまず綱を伸ばし、杭を堅く打て。」(イザヤ54:2)

この御言葉は、姪浜教会の年間聖句です。私は最初、O牧師が私たちの教会の年間聖句を知って、この御言葉を選んでくださっていたんだと思いこんでいました。ですが、O牧師には私たちの年間聖句を伝えていなかったので、集会前、O牧師に「本日イザヤ54:2の御言葉を読んでくださいましたが、何故ですか?」とお聞きしました。すると、O牧師は「この御言葉は、釧路の働きをするにあたって、ずっと中心に掲げている箇所だ」と説明してくださいました。それを聞いて、私は驚きながら、「先生、実は」と言って、姪浜教会の年間聖句を伝えたところ、O牧師は「本当に?」と言って驚いていました。O牧師は、イザヤ54:2の「杭を堅く打て」という御言葉の大切さを語ってくださいました。釧路教会は、O牧師が赴任する前、冬場は礼拝出席が1名になることもあるような状態でした。しかし、そのような状態の中で、教会は会堂建築を行ない、無事、教会を建てあげました。そのような教会の様子を見て、O牧師は「釧路教会には、何にも揺るがない杭がある」と感じたそうです。

「教会が疲弊している状況で、内向きになれば、どんどん教会は弱っていく。そのために、教会は外に目を向け、大胆に『幕を広げる』ことが大事だ。しかし、そのように幕を広げていくためには、『杭』がきちんと打たれていないと幕屋は建たない。釧路教会の教会員を見ながら、ここには『揺るがない杭』があると思った。そんな中、この人たちとなら、一緒に教会を復興させていくことができると思った。」

O牧師は、そのようにお話になった後、現在の「わかちあい釧路」の働きが、一つの家庭集会から始まって起こされていった様々な出会いや出来事を通して起こされていったことを話してくださいました。本当に、私たちにとって励ましになり、チャレンジを受けるような大切な祈祷会だったのではないかと思います。本日の御言葉には、次のように記されています。

「キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。」

釧路での証しを聞きながら、主は今も私たちの思いを越えて生きて働き、「平和の福音」を告げ知らせてくださっていることを思いました。その主が私たちに出会いを与え、出来事を起こしてくださるのだと思います。私たちに必要なことは、その主に信頼しつつ、主が私たちにその時々に託されている働きは何かを主に聞きながら、一つ一つのことを成していくことだと思うのです。

          鈴木牧人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Translate »