本日のローズンゲンの御言葉です。

民はモーセのもとに来て言った。「わたしたちは主とあなたを非難して、罪を犯しました。主に祈って、わたしたちから蛇を取り除いてください。」モーセは民のために主に祈った。民数記21:7

ですから、神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。Ⅱコリント5:20

本日の箇所には、次のように記されています。

「民はモーセのもとに来て言った。『わたしたちは主とあなたを非難して、罪を犯しました。主に祈って、わたしたちから蛇を取り除いてください。』モーセは民のために主に祈った。」

この御言葉は、民数記21:4-9に記されている「青銅の蛇」の記述の一節です。この時、イスラエルの民は荒れ野を旅していました。しかし、その旅の厳しさに耐えられず、「なぜ、我々をエジプトから導き上ったのですか。荒れ野で死なせるためですか。パンも水もなく、こんな粗末な食物では、気力もうせてしまいます。」(民数記21:5)と訴え出しました。すると、神様は、イスラエルの民に対して怒り、炎の蛇を民に向かって送られたのでした。炎の蛇は人々を噛み、多くの者が死んでいきました。この様子を見て、イスラエルの人々は自分たちの過ちを認め、神様に悔い改めます。すると、モーセは、民のために神様に執り成しの祈りを献げました。それが本日の御言葉です。モーセの祈りに対し、神様は青銅の蛇を作るように指示します。言われた通り、モーセは青銅の蛇を作り、その蛇を人々の上に掲げたところ、蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと、命を得たのでした。

現在、モーセの召天を記念するネボ山の教会に行くと、この時の記述がモニュメントになっています。モーセの杖に蛇が絡みついているモニュメントです。そのモニュメントは十字架を模しています。イエス様は、ヨハネによる福音書で、この民数記21章の青銅の蛇の逸話について語り、「そして、ちょうどモーセが荒野でへびを上げたように、人の子もまた上げられなければならない」(ヨハネ3:14)と言われました。かつてイスラエルの民は罪を犯し、神様に裁かれることになりましたが、民がこの青銅の蛇を見上げた時、救われることになりました。イエス様はこの青銅の蛇と同じように人の子もあげられなければならないとおっしゃったのです。私たちはこのイエス・キリストの十字架によって、罪から救われるのです。

鈴木牧人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Translate »