本日のローズンゲンの御言葉です。

「あなたに感謝をささげます。神よ、あなたに感謝をささげます。御名はわたしたちの近くにいまし/人々は驚くべき御業を物語ります。」詩編75:2

「神はわたしたち一人一人から遠く離れてはおられません。」使徒17:27

先日、フランスの大使館が挙げたツイートが現在、ちょっとした話題になっています。

「昨日7月1日は 童謡の日 でした。日本で有名なフランスの童謡といえば『クラリネット壊しちゃった』ですよね。でもあの『オ・パッキャマラード』という部分、一体何のことだと思いますか?実は「行進せよ、同志!」(Au pas camarade ) という意味です!」(在日フランス大使館)

この言葉が挙げられ、色々話題になっているのです。『クラリネットをこわしちゃった』の歌は、小さい頃、誰でも口ずさんだ歌なのではないでしょうか。お父さんからもらった大切なクラリネットが壊れてしまって、どうしよう、どうしようと嘆く歌です。私も小さい頃、この歌を歌いながら、実際にこんなことがあったら、大変だなと思いながら、歌ったことを覚えています。今回、フランス大使館のツイートを見ながら、色々なことを思いました。まず、この歌の最後にある「オ パキャマラド」の歌詞についてです。この歌詞については、色々な説があるそうです。一つは、このフランス語の歌詞は、「行進せよ、同志!」という行進曲風にも解釈できると同時に「(パパが演奏する)リズムに合わせて演奏しなさい」という楽器の手ほどき風にも、解釈できるとのことです。そのように解釈すると、全体の歌がそのまま繋がってくるかも知れません。しかし、一方でもう一つ言われているのは、この歌にはそもそも元になった歌があるという説です。それは「La chanson de l’oignon(玉葱の歌)」と呼ばれる行進曲です。この歌は1800年のマレンゴの戦いでナポレオンの軍隊が士気を上げるために歌った歌だと言われています。

この歌が元になって作られた歌が、『クラリネット壊しちゃった』であり、このため、サビの部分の歌詞は、そのまま「行進せよ、同志!」という歌詞が残ったというのです。そのように色々な説があるとのことでした。そんなふうに、「オ パキャマラド」の歌詞についても色々なことを思ったのですが、同時に、今、この歌詞のことが取り上げられ、話題になっていることについても色々なことを思いました。何というのでしょう。今の私たちのこの状況があるからではないでしょうか。大切なものが壊れてしまって、「どうしよう、どうしよう」と困ってしまっている…。このコロナの状況の中で、私たちはそのような状況の中に置かれていたりするのではないでしょうか。そんな中、それでも「進もう、仲間よ」と呼びかけられているメッセージが、私たちの心に迫ってくるところがあるんじゃないかと思ったりするのです。いずれにしても、改めて、昔歌った童謡を何となく口ずさんでみたいなと思いました。

本日の箇所には次のように記されています。

「神はわたしたち一人一人から遠く離れてはおられません。」

 本日の箇所を読みながら、改めて、『クラリネット壊しちゃった』の歌詞を思いました。困難の中、課題の中、主は私たち一人一人と共にいてくださっています。そして、「どうしよう、どうしよう」と困っている私たちに、「わたしが共にいるよ、わたしと共に進もう」と呼びかけてくださっているのです。その主に励まされ、支えられながら、一歩一歩歩んでいくことができるんだということを思いながら、本日の御言葉に励まされる思いがしました。

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