本日のローズンゲンの御言葉です。
「主はわたしを青草の原に休ませ/憩いの水のほとりに伴い/魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしく/わたしを正しい道に導かれる。」詩23:2-3
「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。」ヨハ10:27-28
昨日、礼拝後、姪浜教会のオリジナル讃美楽譜集をお配りしました。昨日は初めての教会に来られた方や、久しぶりの方々がたくさん来られていたので、その皆さんに楽譜集をお渡しできて本当に良かったなと思いました。ただ、後から聞いたところ、楽譜集に備え付けのCDが入っていなかったものもあったようです。3月末にCDを録音し、その後、急いでCDを作成をし、バタバタしながら楽譜に入れたりしていましたので、そのような挿入ミスがあったのだと思います。ご迷惑をおかけしてしまいますが、もしお持ち帰りのものの中にCDが入っていなかったりした場合には、おっしゃってくだされば、すぐに交換いたしますので、よろしくお願いします。
昨日、礼拝に来られた中に、S姉の娘さんたちが来られていました。S姉は昨年の2月に癌のため、天に召された方です。S姉の娘さんたちはそれぞれ、久留米と関西に住んでおられるのですが、ご家族で集まるために福岡に来られたとのことでした。S姉の娘さんたちにもオリジナル楽譜集をお渡ししたのですが、後で加織からこんなことを言われました。
「そういえば、S姉ともオリジナル讃美を歌ったよね」
姪浜オリジナル讃美が最初にできたのは、昨年の1月です。そんな中、2月の最初の週に、S姉の容体が急に悪化してしまいました。結果、私が最後にS姉とお会いしたのは、2月4日でした。この時、S姉はすでに昏睡状態で、私が声をかけても答えることができなかったのですが、私はS姉の耳元で「今、私たちの教会で歌っている讃美ですよ」と言って『希望のうちに生きる』を讃美しました。その讃美を聞いていたS姉の長男のお嫁さんが「とても素敵な讃美ですね。母はきっと聞いてくださっています」とおっしゃってくださいました。そのようなことがあったので、S姉と最後に歌った讃美として、この『希望のうちに生きる』を、S姉の葬儀や納骨式で歌うことになりました。昨日は礼拝に来られた皆さんに楽譜集をお勧めする流れで、娘さんたちにも持ち帰っていただいたのですが、改めて、加織からその時のことを言われて、「そう言えばそうだったね」と話し合いました。そして、そんな話をしながら、加織と「本当に不思議だね」と話し合いました。
本日の箇所には、次のように記されています。
「主はわたしを青草の原に休ませ/憩いの水のほとりに伴い魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしく/わたしを正しい道に導かれる。」
本日の箇所を読みながら、「主は御名にふさわしく/わたしを正しい道に導かれる」という言葉が心に迫ってきました。そして、昨日の出来事を改めて思い返しました。S姉の娘さんご家族がたまたま昨日いらしたこと、その昨日にたまたま『希望のうちに生きる』を含めた讃美集ができあがったこと、それら全てが私たちの人間的な計画や思いではなく、「御名にふさわしい主の導き」なのだと思います。その主の恵みの取り扱いに導かれながら、今も私たちは日々を歩んでいるんだな…。改めて、そのように思わされました。