本日のローズンゲンの御言葉です。

「わたしはお前たちの悪事の結果に従って報いると/主は言われる。わたしは火を周囲の森に放ち/火はすべてを焼き尽くす。」エレミヤ21:14

「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります。」ガラテヤ6:9

本日の箇所には、次のように記されています。

「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります。」

この御言葉を読みながら、改めて、「たゆまず善を行ないましょう」という言葉が心に留まりました。ここで「たゆまず」と訳されている言葉は、ギリシア語でエグカケオーという言葉が使われていました。意味は、「やる気を失う」とか、「諦める」というものです。このエグカケオーの否定形、「やる気を失わない」「諦めない」という意味の言葉が、「たゆまず」と訳されているのです。本日の箇所を読みながら、今の私たちに大切なことを語りかけられているように思いました。

今の時代、私たちが真摯に取り組んでいても、先が見えなかったり、なかなか報われないように思えてしまうことが色々とあるんじゃないかと思います。たとえば、コロナのことなんかを思っても、そんなことを思わされたりします。現在、再びコロナ感染者が増えてきて、第七波かも知れないということが言われ始めています。今度、就任・按手式を迎えるS牧師と昨日、お話をしました。私が「就任・按手式伺いますね」と声をかけたところ、S牧師は「今また、コロナのアラートがかかり始めていて、悩んでいるところです」とおっしゃっていました。「就任・按手式に近隣教会の皆さんをお誘いしたけれど、現在、大丈夫だろうか、そのまま皆さんお誘いしてもいいんだろうか、悩んでいる」とのことでした。お話を聞きながら、本当に大変だなと思いました。そんなふうに、せっかくコロナのことが収まりつつあるのかなと思う中、また増えるのだろうかと思ったりする時、何とも言えない、がっかりした気持ちにさせられてしまいます。コロナ以外でも、やる気を失ってしまいそうな、諦めてしまいそうな、そんな思いにさせられることがあるかも知れないと思うのです。そんな私たちに本日の御言葉は語りかけているのではないでしょうか。たゆまず善を行いましょう。中々先の見えないことがあったとしても、今私たちにできる精一杯の善いことに励んでいきなさい…。そのように私たちに語りかけているのだと思います。この御言葉に励まされていきたいと思わされました。

鈴木牧人

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