本日のローズンゲンの御言葉です。

「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」創世記28:15

「あなたがたをお招きになった方は、真実で、必ずそのとおりにしてくださいます。」Ⅰテサロニケ5:26

本日の御言葉には、次のように記されています。

「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」

ここにはヤコブが実家のあるベエル・シェバからハランへと旅立った様子が記されています。この時、ヤコブは本来、兄エサウが受け継ぐはずだった神の祝福を、兄から騙し取っていました。そのことで腹を立てたエサウは激しく怒り、ヤコブを殺してやるとまで考えるのです。そのことを聞きつけた母リベカは、ヤコブを守るため、リベカの兄が住んでいるハランに旅立たせます。こうして、ヤコブはハランに出発することになったのでした。ヤコブはこの時、どんな心境だったのでしょう。不安だったと思いますし、本当に孤独だったんじゃないでしょうか。そんなヤコブに神様は現れてくださいました。そして、本日の御言葉を語りかけてくださったのです。 ヤコブにしてみれば、こんなに慰められ、励まされる出来事はなかったのではないでしょうか。不安で、孤独で、寂しくて、周りのみんなから取り残されてしまったような、見捨てられてしまったかのような思いにさせられながら、疲れはて、眠りこんでいる中、天から階段が自分のほうへ降りて来てくださったのです。そして、そこにたくさんの御使いたちの姿を目にしました。こんなに素晴らしい光景、麗しい光景はなかったのではないでしょうか。しかも、そのような状況の中で、神様からの声が聞こえ、「わたしはあなたと共にいるんだ。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守るんだ」と語ってくださったのです。「必ず故郷に帰らせてくださる、わたしたはあなたを決して見捨てないんだ」と約束してくださったのです。こんなにも慰められ、励まされることがなかったのではないかと思います。この主を見上げていきたいと思います。

昨日の夜の祈祷会で、卒業旅行に行く方や、引っ越しをされ、新たな生活を始める方たちのために祈りました。その他、皆さん、新しい年度に向けて、様々な歩みが始まっていこうとしています。そのお一人お一人、どこにいても主が共にいて、守ってくださる…。本日の御言葉を読みながら、そのようなメッセージを語られているように思い、本当に励まされました。

鈴木牧人

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