本日のローズンゲンの御言葉です。
「あなたの死者が命を得/わたしのしかばねが立ち上がりますように。塵の中に住まう者よ、目を覚ませ、喜び歌え。あなたの送られる露は光の露。あなたは死霊の地にそれを降らせられます。」イザヤ26:19
「こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか」ヘブライ12:1
昨日は壱岐教会に出かけてきました。朝、8時のジェットフォイルで博多港を出発し、9時過ぎに到着しました。壱岐の壇ノ浦港に到着しますと、すでにT牧師が港で待っていてくださり、車で教会に連れて行ってくれました。教会に着くと、教会前の大きな庭が、緑いっぱいの芝でいっぱいになっていて、綺麗に刈り込んでいました。以前は芝ではなく、土がむき出しになっていたのですが、T牧師が少しずつ、芝を育ててこられたそうです。庭の一部は白い玉砂利の場所もあるのですが、その場所も綺麗になっていました。私たちは数年前、姪浜教会の壮年会の修養会で壱岐教会を訪れたことがあります。その際には、チラシ配りをしたり、教会の十字架のペンキ塗りをしたり、白い玉砂利の部分の雑草取りをしました。壮年会の皆で汗だくになりながら、それらの作業をしたことを思い出す時、これだけの庭を手入れすることがどれだけ大変なのか、想像できます。また、以前、壱岐教会を訪問した時には、教会の前に大きな竹やぶがあったのですが、すっかり綺麗になっていました。その場所もT牧師が刈り込んだそうです。T牧師はこんな話をされていました。
「刈り込んだ後に初めて聞かされたんですが、近所の人たちはこの竹やぶに困っていたそうです。自分たちで機械を借りて、撤去しようとしたこともあったそうですが、素人には無理だということになりました。その後、近所の皆でお金を出しあって業者に頼み、撤去しようということにもなったそうですが、賛同者が集まらず、それも結局断念したそうです。なので、今回、竹やぶを取り除いて、近所の人たちからも喜ばれているんです。」
壱岐教会に赴任され、もうすぐ5年になりますが、この間、本当にT牧師たちがご苦労をされ、教会ができるあらゆることをされていることを思いました。今回、壱岐教会にパソコン設置をするために出かけてきましたが、午前中に作業を終え、午後はドライブしながら、T牧師と色々なお話をしてきました。夕方5時の便で郷ノ浦港を出港してきましたが、T牧師はジェットフォイルが出航するまで、港から私たちを見送ってくださいました。本日の御言葉には、次のように記されています。
「こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、」
本日の御言葉を読みながら、「自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか」という言葉が心に留まりました。そして、T牧師の姿を思いました。T牧師たちはまさに壱岐という地において、主に仕え、人々に仕え、まさに「自分に定められている」働きに精一杯の仕えておられるのだと思います。昨日は台風の影響で波も荒くジェットフォイルの行き来が正直、疲れましたが、たくさんのことを教えられ、私のほうが励まされるような、そんな壱岐訪問でした。
鈴木牧人